demio - 徒然（つれづれ）

7月 20, 2010

SEGA（セガ）が 1987年に発売したアーケードゲーム『ALIEN SYNDROME（エイリアンシンドローム）』。見下ろし俯瞰のシューティングアクションゲームで、後に SEGA MarkIII（セガ・マークIII）、Family Computer（ファミリーコンピュータ）、GAME GEAR（ゲームギア）、X68000 などに移植されました。SEGA AGES 2500シリーズとして PlayStation 2 でも遊ぶことができます。このオリジナル版は未体験なのですが、2007年に PSP と Wii で発売されたハック＆スラッシュ要素が追加されたリメイク版というか新作を知りおもしろそうだったので購入。しかしこのゲーム、ほんと情報が少ないです。。

主人公は Aileen Harding（アイリーン・ハーディング）。ちなみに Aileen の “e” をひとつとり “i” と “l” を入れ替えると Alien（エイリアン） になります。女性の主人公が迫り来るエイリアン達に立ち向かうという設定がシックリくるのは、映画『Alien（エイリアン）』シリーズで Ellen Ripley（エレン・リプリー）を演じた Sigourney Weaver（シガニー・ウィーバー）のおかげ。早いもので 60才になったらしい。 Ridley Scott（リドリー・スコット）が監督した 1979年の『Alien（エイリアン）』第1作はもう 30年以上も前の作品。

秋葉原のアソビットゲームシティで安かったので購入して、少しだけ遊んで 2年くらい放置していたけど、また最近プレイを再開しました。プレイを中断してしまったのは所持アイテムがいっぱいになってしまったのとちょっと難しくなってきたから。所持アイテム量を増やすには Strength にポイントを振る か 所持可能重量アップ効果つきアイテムを装備します。今は Weight Max +90 といった効果のついたアイテムを各部位に装備したので余裕ができました。また、操作方法と視点を変更し、シールドを活用するようにしたらサクサク進めるようになりました。デフォルトだと攻撃ボタンを長押しでストレイフ（平行移動）になっていますが、これだとワンテンポ遅れるし無駄弾を撃つことになってしまいます。ストレイフを Rトリガーに割り当てた操作方法を選択したら思いどうりに操作できるようになりました。

登場する遠距離武器は 4系統 × 4種の計16種類。これに近接武器が加わります。対応した武器の proficiencies（熟練度）にポイントを振りレベルをあげることで上位武器が使用可能になります。また、同じ種類の武器や防具でも MK I ～ MK X の 10グレードがあり、能力が異なります。防具もしかり。

■ Energy weapons（エネルギー武器）
■ Flame weapons（火炎武器）
■ Explosive weapons（爆発武器）
■ Projectile weapons（実弾武器）
■ Melee weapons（近接武器）

上記ベースアイテムに特殊効果がついたレアアイテムも登場。効果は最大3種まで付与され、効果1つはブルー、効果2つはオレンジ、効果3つはイエローでアイテム名が表示されます。アイテム名がグリーンで表示されるユニークアイテムもあります。ユニークアーマーセットも数種類あるらしく、自分もいくつかドロップしました。全て揃えた際にセットボーナスがあるかは不明です。ノーマルアイテムはホワイト表示。特殊効果はプラス（グリーン表示）だけでなくマイナス（レッド表示）もあり、装備アイテム選択の面白みが生まれます。 Drop Quality 140% というアイテムを取得して装備したら、明らかにアイテムドロップの質がよくなりました。また、SCARAB（スカラベ） の Item Crafting に並ぶ作成可能アイテムにイエローアイテムが多く並ぶようになったので、こちらにも効果がある模様。

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難易度 Normal（ノーマル）クリアしました。写真はクリア時のステータスです。主人公の Soldier Specialty（兵士特殊技能）は Sharpshooter。なんとなく実弾系を使いたかったのでコチラを選択。他には Demolition expert、Firebug、Seal、Tank が選択可能です。初期 Stats（スタッツ）とアンダーアーマーのデザインが異なります。あと、レベルアップ時に伸びる Stats（スタッツ）も違うかも。Sharpshooter では Dexterity と Accuracy の二つが伸びるようです。どの特殊技能でも最低ふたつの武器系統はノーマルクリアまでに Level 5 まで習得できるのでそんなにセンシティブにならなくてもよいかと。好みの武器系統と Energy weapons（エネルギー武器）を Level 5 まで取得するのがオススメです。 Energy weapons（エネルギー武器）は弾切れのリスクが無いことと、ゲーム終盤はエネルギー回復速度が高まりストレスなく撃てるようになります。武器によっては常に連射も可能。

全40ステージは思った以上にボリュームがありました。各ステージの冒頭に、主人公 Aileen Harding（アイリーン・ハーディング）と本部とのやりとりがあり、ストーリーが進んでいきます。特に後半のステージは広く敵も多いです。他でも言われていますが処理落ちが若干あります。あるボスは特に酷いですがそれ以外はまぁ許容範囲かな。グラフィックは陰影や霞がかかったりいい雰囲気です。Wii版はテレビ表示なのでチョット荒いと言われていますが。Projectile weapons（実弾武器）の Nanobot Swarm が敵をホーミングするし消滅までの数秒間は連続でヒットする鬼神のごとき強さなので、最終ボス以外はまったく詰まらないでラストステージまで一直線でした。ただ、Level 5 武器は弾を多く消費するので、所持重量と相談しながら SCARAB（スカラベ）をチョクチョク覗いて弾が追加されたら購入するようにするのがよいかも。最終ボス本体には Nanobot Swarm がホーミングせずに倒せなかったので、下の攻略動画に掲載した「Alien Syndrome (Wii): All Boss Fights Part 2 + Ending」のお世話になりました。安全地帯があったとは。ただしボスからの衝撃波は受けるので、エネルギー回復速度を装備などで上げておき、シールドを破られたら即また張れるようにしておくといいですよ。

ゲームクリアで上位難易度がアンロックされ、装備やレベルを引き継いでのプレイが可能です。本作はゲームサイトの評価はイマイチですが、個人的には楽しめました。なんか止め時が見つからずにどんどん先へ進めてしまいます。Wii の据え置き機ゲームとしての評価は厳しくなると思いますが、PSP では気軽に遊べるのが良いです。セーブポイントが離れている場所があったり、細い通路から足を踏み外すと奈落の底へ落ち死んでしまうのも緊張感のあるプレイとなり良いと思う。レアアイテムを取得した後は死なないように慎重にとドキドキします。敵からドロップしたアイテムを拾おうとして一緒に崖から落ちたことも何度かあったし、とあるステージでは爆発へのカウントダウンの中、ドアロック解除方法がわからず右往左往しました。。ステージの敵は再生しないですが、倒したと思って先に進んだら背後から襲ってくることもあり、映画『Alien（エイリアン）』っぽい緊張感。残念な点はやはり倉庫が無いことですね。ハック＆スラッシュで貯めたアイテムを共有倉庫で管理したいところです。せっかくユニークアーマーセットがあるのに重量圧迫してしまう。マルチプレイ環境がある人は友達と遊べるし、サブキャラや倉庫キャラへアイテム移動もできるのかな？きっとより楽しいど思います。あと、ステージにランダム要素があればより長持ちするゲームになったと思う。難易度が変わっても同じステージを回るのは、時間を開けないと厳しいかな。ドロップアイテムの質がどのくらい変わるかは見てみたいです。ともあれ愛情を持って作られたゲームなんだろうなと感じました。続編をぜひ期待したい作品。細かいところを詰めて武器カスタマイズやビルド要素を追加充実させ、解像度とグラフィックを向上させて Xbox Live Arcade や PlayStation Network で配信してくれたら嬉しいな。

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【重要！！】

Mootant Locations - Totally Games Forums

本作のディベロッパー Totally Games（トータリー・ゲームズ）の公式フォーラムをで耳よりな情報をみつけました。おそらくこのブログ記事を執筆しなければ見逃していたと思います。Totally Games（トータリー・ゲームズ）のレベルデザイナーを名乗る ImaCarrot 氏の投稿によると、どうやら「Mootant（モータント）」という隠し要素がある模様。

任意のステージで一定条件を満たすと「Mootant（モータント）」と呼ばれる敵が登場。
「Mootant（モータント）」を倒すと「Purple Weapon（パープル・ウエポン）」を必ずドロップ。（Wii版のみ。PSP版では良質のアイテムをドロップ。）
「Purple Weapon（パープル・ウエポン）」は、プレイキャラの武器 proficiencies（熟練度）に関わらず装備して使用することができる。

という感じでしょうか。ちなみに一番最初のステージ「Level 5 - Strong Sense of Duty」では、Treasure Chest（宝箱）をひとつも開けずにステージの最後まで進むことが条件のようです。「Mootant（モータント）」は『Diablo II（ディアブロ2）』の「The Secret Cow Level（シークレット・カウレベル）」が元ネタかな？ PSP版は開発時期の関係か「Purple Weapon（パープル・ウエポン）」がドロップしないらしく残念。これから遊ぶもしくは購入を考えている方はフォーラムの該当ページをチェックしてみてくださいね。

※ 「Level 5 - Strong Sense of Duty」にて、宝箱をひとつも開けることなくステージ最後までプレイしたところ、赤い牛っぽい敵が出現しました！しかし倒してドロップしたアイテムは微妙（PSP版）。運次第で良いものもでるのかな？

【個人的忘備録】
■ Shadow Grounds
■ Alien Shooter

ゲーム内容はもちろん、アート関連も非常に力が入っている印象。ゲーム中ではどことなくポップさを残した感じに仕上げられています。登場キャラクターも洋ゲーにありがちな濃さが無く、ワールドワイドに受け入れられる感じ。

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