【News】官房機密費とマスメディア
最近、一番ショックだったニュースです。
野中広務氏「官房機密費、毎月5千万~7千万円使った」 - asahi.com(朝日新聞社)
小渕内閣で1998年から99年にかけて官房長官を務めた野中広務氏が30日、当時の官房機密費の取り扱いについて、「毎月5千万~7千万円くらいは使っていた」と暴露した。首相の部屋に月1千万円、野党工作などのため自民党の国会対策委員長に月500万円、参院幹事長にも月500万円程度を渡していたほか、評論家や当時の野党議員らにも配っていたという。都内で記者団に明らかにした。
野中氏はさらに「前の官房長官から引き継いだノートに、政治評論家も含め、ここにはこれだけ持って行けと書いてあった。持って行って断られたのは、田原総一朗さん1人」と述べた。
与野党問わず、何かにつけて機密費を無心されたこともあったという。「政治家から評論家になった人が、『家を新築したから3千万円、祝いをくれ』と小渕(恵三)総理に電話してきたこともあった。野党議員に多かったが、『北朝鮮に行くからあいさつに行きたい』というのもあった。やはり(官房機密費を渡して)おかねばという人と、こんな悪い癖がついているのは絶対ダメだと断った人もいる」とも語った。
官房機密費って、たいそうな名前がついていますが結局のところ、世論誘導、封じ込め対策費なのでしょうか?政治評論家の三宅久之氏は貰ったことを認めたそうです。その他ワイドショーやニュース番組の出演者の何人が受け取っているのでしょう?渡す側としては、当然、発言の影響力が大きいジャーナリストに渡さなくては意味がないわけです。国家権力から金銭供与を受け、ジャーナリズムを語る資格は全くない!
自分たちの汚点なので、マスコミ各社はこの件を全く報道しないことにも嫌気がします。日ごろ「ネットの情報は信頼性に欠ける。確かな取材に基づいたニュースだからこそ価値がある。」というくせに、その情報は中立ではなく恣意的に歪められたり、報道規制されたり。ニュースを鵜呑みにするのではなく、いろいろな情報を元に自分で判断しなくてはいけないですね。
※ 2010年5月28日の朝日新聞「池上彰の新聞ななめ読み」にて、「官房機密費 野中氏が配った評論家とは」のタイトルで寄稿がありました。野中氏から金銭を受け取ったジャーナリストは誰なのか?日本のジャーナリズムにとって深刻なこの問題を、朝日新聞を含めて何故追求しないのか?概ね国民を代弁した論調で好感が持てます。クロとシロが混じったマスメディアを、国民はグレーではなくクロと感じている。信念をもって活動しているジャーナリストの方は心外でしょう。しかし、この疑念は受領者があきらかにならぬかぎりは払拭されません。また、東京新聞がこの問題をしっかりと取り上げたことに対しても評価しています。記者は自社の上司にも取材したそうです。中小メディアの存在意義はこういった問題で発揮ができるのだなと感じました。紙媒体だけでは埋もれてしまう意見もネットで情報発信することで伝播し広がります。朝日新聞にこの記事が掲載されたことは一定の評価に値しますが、あくまで池上彰氏という部外者によるものです。朝日新聞本体の対応が望まれます。
しかし野中氏がこのタイミングで暴露したのには、いったいどんな意図があるのだろう?普通に考えると、民主党というよりこの制度を始めた自民党にとってのマイナス面が大きいように思えます。マスコミ側の受け取った人リストがあるそうなので、それをちらつかせて公表して欲しくなかったら言う事を聞けというように、現在機密費を使うことのできない自民党がマスコミに対して主導権を握るためなのでしょうか?また、河村前官房長官が政権交代直前に2億5000万円の機密費を引き出したのは、マスコミにばらまいて民主党を攻撃してくれということだったの?
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自分は共産党支持者ではありませんが、ここに歴代内閣と官房機密費のリストがありました。かなりの金額が使われていることが分かります。細川連立内閣でも同様に計上されています。当時の官房長官は、鳩山由起夫首相。これでは民主党にも問題の追求は望めるわけありません。国民の税金、切ないです・・・。
また、25日、内閣官房報償費(官房機密費)がいつどんな目的で設けられたかについて、「初めて計上したのは昭和22年度だが、『何のために作られたものであるか』は確認できなかった」とする答弁書を決定したそうです。。
野中広務氏「官房機密費、毎月5千万~7千万円使った」 - asahi.com(朝日新聞社)
小渕内閣で1998年から99年にかけて官房長官を務めた野中広務氏が30日、当時の官房機密費の取り扱いについて、「毎月5千万~7千万円くらいは使っていた」と暴露した。首相の部屋に月1千万円、野党工作などのため自民党の国会対策委員長に月500万円、参院幹事長にも月500万円程度を渡していたほか、評論家や当時の野党議員らにも配っていたという。都内で記者団に明らかにした。
野中氏はさらに「前の官房長官から引き継いだノートに、政治評論家も含め、ここにはこれだけ持って行けと書いてあった。持って行って断られたのは、田原総一朗さん1人」と述べた。
与野党問わず、何かにつけて機密費を無心されたこともあったという。「政治家から評論家になった人が、『家を新築したから3千万円、祝いをくれ』と小渕(恵三)総理に電話してきたこともあった。野党議員に多かったが、『北朝鮮に行くからあいさつに行きたい』というのもあった。やはり(官房機密費を渡して)おかねばという人と、こんな悪い癖がついているのは絶対ダメだと断った人もいる」とも語った。
官房機密費って、たいそうな名前がついていますが結局のところ、世論誘導、封じ込め対策費なのでしょうか?政治評論家の三宅久之氏は貰ったことを認めたそうです。その他ワイドショーやニュース番組の出演者の何人が受け取っているのでしょう?渡す側としては、当然、発言の影響力が大きいジャーナリストに渡さなくては意味がないわけです。国家権力から金銭供与を受け、ジャーナリズムを語る資格は全くない!
自分たちの汚点なので、マスコミ各社はこの件を全く報道しないことにも嫌気がします。日ごろ「ネットの情報は信頼性に欠ける。確かな取材に基づいたニュースだからこそ価値がある。」というくせに、その情報は中立ではなく恣意的に歪められたり、報道規制されたり。ニュースを鵜呑みにするのではなく、いろいろな情報を元に自分で判断しなくてはいけないですね。
※ 2010年5月28日の朝日新聞「池上彰の新聞ななめ読み」にて、「官房機密費 野中氏が配った評論家とは」のタイトルで寄稿がありました。野中氏から金銭を受け取ったジャーナリストは誰なのか?日本のジャーナリズムにとって深刻なこの問題を、朝日新聞を含めて何故追求しないのか?概ね国民を代弁した論調で好感が持てます。クロとシロが混じったマスメディアを、国民はグレーではなくクロと感じている。信念をもって活動しているジャーナリストの方は心外でしょう。しかし、この疑念は受領者があきらかにならぬかぎりは払拭されません。また、東京新聞がこの問題をしっかりと取り上げたことに対しても評価しています。記者は自社の上司にも取材したそうです。中小メディアの存在意義はこういった問題で発揮ができるのだなと感じました。紙媒体だけでは埋もれてしまう意見もネットで情報発信することで伝播し広がります。朝日新聞にこの記事が掲載されたことは一定の評価に値しますが、あくまで池上彰氏という部外者によるものです。朝日新聞本体の対応が望まれます。
しかし野中氏がこのタイミングで暴露したのには、いったいどんな意図があるのだろう?普通に考えると、民主党というよりこの制度を始めた自民党にとってのマイナス面が大きいように思えます。マスコミ側の受け取った人リストがあるそうなので、それをちらつかせて公表して欲しくなかったら言う事を聞けというように、現在機密費を使うことのできない自民党がマスコミに対して主導権を握るためなのでしょうか?また、河村前官房長官が政権交代直前に2億5000万円の機密費を引き出したのは、マスコミにばらまいて民主党を攻撃してくれということだったの?
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また、25日、内閣官房報償費(官房機密費)がいつどんな目的で設けられたかについて、「初めて計上したのは昭和22年度だが、『何のために作られたものであるか』は確認できなかった」とする答弁書を決定したそうです。。
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